【今日のツボ☆秋の養生１～肺を整える～「中府・孔最・魚際」】
肺を整える
中府・孔最・魚際
秋は空気が乾燥し始め、肌や髪などの乾燥を感じる方もいるのではないでしょうか。
中医学（中国伝統医学）の陰陽五行の考えでは、秋は肺や大腸に影響を与える季節とされます。
乾燥による「燥邪（そうじゃ）」によって、五臓の中でダメージを受けやすいのが肺です。
肺は潤いを好み、乾燥を嫌います。
肺が乾燥すると、皮膚や喉、鼻の粘膜が弱り、防御力が低下するので、風邪を引きやすい、肌の乾燥、気管支炎や喘息などの呼吸器系の不調が出やすくなりします。
また肺と深い関係にある大腸にも影響があるので便秘になることもあります。
（大腸の整え方は次回の今日のツボでご紹介します。）
そして日常的に大切にして欲しいのが、早寝早起き、心は穏やかに過ごすことを心がけましょう。冷えるものや冷たい風にも気を付けることです。特に首の後ろに冷たい風を当てないようにしてくださいね。
親子マッサージで親と子どもの両方の心と体を整えていきましょう。
揉み方
基本的に、子どもへのツボ揉みは写真のように３本の指を使い やさしく揉みこむようにしてください。
3本指で揉めない場合は親指でも構いませんが、大人のように強く痛く押さないように気を付けてください。
ツボの取り方
指〇本は本人の指で測ります。子どもの指で測ってください。
【中府（ちゅうふ）】
肺の気が集まるツボ、呼吸器系の働きを高める、咳を鎮める など
位置：鎖骨外端の下から指2本分下がったところ
※筋肉が薄い部分なので強く押さないように注意
【孔最（こうさい）】
咳や喉の痛みなどの呼吸器症状、肘の痛み など
位置：手のひらを上にして、親指側の肘のシワの端から指4本分下がった（手首側）ところ
【魚際（ぎょさい）】
乾燥によって肺や喉に帯びた熱を鎮めて調子を調える
位置：手のひら側の親指の付け根のふくらみ（母指球）の中央
こちらも合わせてご覧ください。
秋の乾燥「中府・尺沢・ 曲池」
https://japan.eduqint.com/2020/09/01/todaystsubo1
肺の不調を整のえる「肺兪」
https://japan.eduqint.com/2020/07/02/todaystsubo06/
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