【今日のツボ☆春の養生～肝の働きを整える～「太衝・曲泉・内関」＆質の良い睡眠、適度な運動】

春の養生

肝の働きを整える

～質の良い睡眠、適度な運動～



 

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中医学では春は陰から陽へとかわる、「発陳」・「発生」の季節です。
すべてのものが芽生え、天地間の万物は生き生きと栄えます。

草花は芽生え、動物たちは冬眠から目覚め、生命の力を感じる季節ですね。
一日の時間が長くなり、春のポカポカ陽気で気温が上昇するこの時期は、私たち人の身体も陽気で満ちて、活発的になります。
そして子どもたちは陰陽でいうと「陽」のかたまりで、大人以上に陽気が高ぶります。

この時期は陽気がどんどん上がることで、鼻水やのどの痛み、頭痛、集中力がなくなる（ボ～っとする）など、上半身に不調が出やすいです。
また陽気が上手く発散できないと、春に関係が深い「肝」に気が滞り様々な不調が現れます。
やる気が出ない、からだがだるい、イライラする、不眠、情緒的にも不安定になったりします。
（※中医学でいう「肝」は西洋医学でいう「肝臓」とは少し違う働きを意味するところがあります。）

人も春の草花の芽と同じように、のびのびと生活し、散歩などで軽く身体を動かして、気を発散させることが大切です。


ツボによるケアだけではなく、質の良い睡眠、適度な運動で、自律神経のバランスを整えることも心がけてください。質の良い睡眠のためにも、マッサージはおススメです。

今回は触れていませんが、中医学では食養生というぐらい食物も大切にしています。

では、「肝」と自律神経の働きを整えるツボをご紹介します。

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揉み方

基本的に、子どもへのツボ揉みは写真のように３本の指を使い やさしく揉みこむようにしてください。
3本指で揉めない場合は親指でも構いませんが、大人のように強く痛く押さないように気を付けてください。ツボの位置

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ツボの取り方

指〇本は本人の指で測ります。子どもの指で測ってください。

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【太衝（たいしょう）】

気・血の流れを促し肝の働きを良くする、不眠、情緒の安定　など
位置：足の親指と人差し指の骨が交わるところ（V字の谷になっている部分）



【曲泉（きょくせん）】

肝の働きを高め血のめぐりを良くする、冷え　など
置：ひざを曲げた時に、内側に出るシワの先端



【内関（ないかん）】

自律神経を整える、イライラ、動悸、胃痛、乗り物酔い　など
位置：手首の内側で、グーを握って浮かび上がってくる2本の腱の間、手首を曲げたときにできるシワから指3本の幅ほど肘に向かったところ

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人体の生命活動が正常（その人なりの健康）であるためには、陰陽のバランスがとれていることです。ということは、中医学的に病気になるのは、まずは陰陽のバランスがくずれるからです。

春の季節は、ゆっくりと散歩をしたり、軽い運動、深呼吸をしたり、身体をのびのびと動かすことを心がけて、ツボケアもしながら、心身のバランスを整えて心地よく過ごしましょう。

お子さんには、親子マッサージによって、ゆったりとした親子の時間で、身体をのびのびと緩めて、心身のバランスを整えてあげてくださいね。

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